【雷のあとパソコンが不調?】私が本体より先に見る場所
雷が鳴った翌日って、パソコンやネットの不調の話が出やすいんです。

以前、朝10時すぎにお客様から「昨日の夜からパソコンの電源は入るんだけど、インターネットだけつながらないんです」というお話を受けたことがあります。
お持ちいただいたのは、Windows 11の富士通のノートパソコンでした。画面も出るし、動きも普通。店頭のWi-Fiではきちんとネットが開きました。
あれ、パソコン本体じゃないかもしれない。
そう思ってご自宅の機器を見直していただいたら、あとで原因はルーター側だったと分かりました。お客様も「パソコンが壊れたと思ってました」と少し驚いていました。
近くに落ちていなくても電気は乱れます
雷というと、家のすぐ近くにドーンと落ちたときだけ危ないと思われがちです。
でも実際には、停電や一瞬だけ電気が落ちる瞬断、電圧の乱れでパソコンの調子が崩れることがあります。
専門的には雷サージと呼ばれることもあります。つまり、電気の通り道に一時的に強い負荷がかかる状態です。
雷が近くに落ちていなくても、油断できません。
特にデスクトップパソコン、ルーター、外付けハードディスク、プリンターなど、コンセントにつながっている機器は影響を受けやすいです。
症状は「起動しない」だけではありません
雷のあとに分かりやすいのは、パソコンの電源が入らない症状です。
ただ、現場で見ているとそれだけではありません。
電源ランプはつくのに画面が出ない。
インターネットだけ使えない。
USBマウスや外付け機器だけ反応しない。
プリンターだけ見つからない。
停電後にパソコンが動かない、と聞いても、壊れた場所は毎回違います。
本体より先に周辺機器が傷むこともあります
パソコン本体を疑う気持ちは分かります。いちばん高い機械ですからね。
ただ、私の感覚では、本体の前に電源ユニット、ルーター、LANケーブル、外付け機器が影響を受けている場面もあります。
ネットだけつながらないなら、パソコンよりルーターや回線機器。
USBだけ反応しないなら、差し込んでいる機器やポート周り。
画面だけ出ないなら、モニターやケーブル。
パソコン本体が犯人とは限りません。
ここを切り分けずに買い替えを考えると、まだ使える本体まで手放してしまうことがあります。
何度も電源を押す前に止まってみる
雷のあとに不調が出ると、つい電源ボタンを何度も押したくなります。
でも、焦げたにおいがする、変な音がする、電源アダプターが異常に熱い。そんなときは無理に動かさないほうがいいです。
コンセントを抜く。
周辺機器を外す。
ルーターの電源を入れ直す。
別のコンセントで試す。
画面やケーブルも確認する。
このあたりを落ち着いて見ていくと、原因の場所が少しずつ絞れます。
雷対策は高い機械だけの話ではありません
雷サージ対策の電源タップを使うだけでも、何もしないより安心感があります。
大事な写真や仕事のデータは、外付けドライブやクラウドに分けておく。ルーターやパソコンを床に直置きしない。雷がひどい日は、使っていない機器のコンセントを抜く。
どれも地味ですが、あとで差が出る部分です。
安いスマホや中古パソコンの話でも同じですが、機械は壊れてから慌てるより、普段の扱いでずいぶん変わります。
雷のあとにパソコンが不調になったら、すぐに「壊れた」「買い替えだ」と決めなくても大丈夫なことがあります。
本体、電源、ネット機器。
この3つを分けて考えるだけで、見え方はだいぶ変わります。
パソコン・スマホのことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。


