【パスキーって何?】紙のメモを私が捨てない理由

店頭で、iPhoneを見ながらお客様からこんなお話をいただいたことがあります。

「パスキーがあるから、もうパスワードの紙はなくても大丈夫ですね」

机の上には、パスワードを書いたメモが何枚かありました。Googleなのか、Apple IDなのか、通販サイトなのか、ご本人もだんだん分からなくなっていて、「面倒ですね」と。

その気持ち、かなり分かります。

パスワードって、覚えるだけで疲れますよね。

パスキーは新しい便利な認証方法

パスキーと聞くと、また覚えるものが増えたように感じます。

でも、パスキーというのはパスワードとは意味が違います。

スマホやパソコンの中にある鍵のような情報を使って、本人かどうかを確認できる仕組み。

指紋認証、顔認証、画面ロックの番号で確認して、ログインする感じですね。

つまり、パスワードを打つというより、「この端末を持っている本人ですよ」と証明するイメージですね。

私は、パスキー自体はかなり便利だと思っています。パスワードを忘れて何回も間違えてロックされる事も回避できます。

便利ですがちょっと待って!

パスキーは安全性の高い仕組みではありますが、現場ではこんなことがあります。

スマホを落として画面が映らない。

機種変更して前の端末が手元にない。

指紋認証がうまく通らない。

画面ロックの番号を忘れてしまった。

こんな時はパスキーは使えません

その時に、パスキーだけに頼っていて、元のパスワードも復旧用の情報も分からない。そうなると、戻す手続きが一気にややこしくなります。

なので私は、「パスキーは便利ですが絶対に紙のメモは残してください」とお伝えしています。

紙メモは本当に危ない⁉︎

紙にパスワードを書くのは危ない、とよく言われます。

たしかに、財布に入れて持ち歩くのはおすすめしません。スマホケースに挟むのも怖いです。スマホとメモを一緒に落としたら、とても危険ですし、意味がメモの意味がありません。

だから家の決まった場所にしまっておく!

しかもざっくりメモではなく誰が見ても分かるように綺麗に清書しておく。

サービス名。

登録したメールアドレス。

パスワード。

復旧用メールアドレス。

登録している電話番号。

最後に確認した日付。

変更してあったり、ぐちゃぐちゃに書いてあったりだと、あとで見た時に迷子になります。メモは、未来の自分に向けた説明書みたいなものなんですよね。

家族にメモ場所を伝えておく

ご家族がいる方でも、パスワードの中身を全部見せる必要まではないと思います。

ただ、「大事なメモがどこにあるか」だけは、分かる形にしておいたほうが安心です。

少し重い話ですが、急に入院したり、事故にあったり、亡くなってしまった時、スマホの中に入れないことで家族が本当に困ることがあります。

連絡先が分からない。

契約しているサービスが分からない。

支払いの確認ができない。

こういう困り方は、けっこう現実的です。

封筒に入れる。

日付を書く。

古いメモは処分する。

スマホのロック番号もしっかり書いておく

家族には、置いてある場所だけ伝えておく。

パスキーは便利です。文字を打たなくていいだけで、かなり楽になりました。

でも便利さに全部預けるよりアナログな部分もひとつ残しておくくらいがちょうどいいと思っています。

パソコン・スマホのことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。