【家事ロボットは無料になる?】フィジカルAIの先に「AIがお客さんになる未来」が来るかもしれない
最近、「フィジカルAI」という言葉をよく聞くようになりました。
簡単に言えば、AIが画面の中だけではなく、現実の世界で動くようになることです。
自動運転もそうですし、工場のロボットもそう。
そして今、かなり進んでいるのが家庭用ロボットです。
Google DeepMindは、Geminiをロボットに組み込み、「見て、考えて、動く」ためのAIを開発しています。
Figureという会社も、掃除や洗濯、食器洗いなどを想定した家庭用ヒューマノイドロボットを開発しています。
1Xという会社にいたっては、家庭用ロボット「NEO」の予約まで始めています。
ここまで来ると、
「これ、いずれ普通に家にいるようになるんじゃないの?」
と思ってしまいます。

私は「家事ロボットは無料になる」と思っている
もちろん、これは私の予想です。
今はまだ2万ドルとか、月額499ドルという世界です。
でも将来、
「ロボット本体は無料です」
という会社が出てきても、私は不思議ではないと思っています。
じゃあ、どうやって儲けるのか。
ここからが私の想像です。
例えばロボットが、
「洗剤がもうすぐなくなります」
「いつも買っている商品が安くなっています」
「この商品を買っておきましょうか?」
と言ってくる。
そして、
「じゃあお願い」
と言えば、そのまま注文してくれる。
このような未来を考えると先進企業ならロボットを無料で貸し出してでも、この情報による収益を生み出す仕組みが考えられます。
実はGoogleはすでに、AIが商品を探し、比較し、購入まで進める「エージェント・コマース」を進めています。
つまり、
AIが「調べる」から「買う」へ
動き始めているわけです。
そうなると「お客さん」が変わる
ここが、私が一番面白いと思っているところです。
今までは、
企業 は 人間に選ばれるようにマーケティングをしていた。
でも将来は、
企業は AIに選ばれるためのマーケティングをするようになる。
例えば私が、
「洗剤を買っておいて」
とロボットに頼む。
するとロボットが、価格や性能、口コミなどを調べて、
「これがいいです」
と判断する。
そうなると企業は、
人間だけではなく、AIにも選ばれなければいけなくなる。
これって、ちょっと怖いですよね。
「AIに選ばれるためのマーケティング」が始まる?
今はGoogle検索で、
「検索結果の上位に出るにはどうするか?」
というSEOがあります。
ところが将来は、
「AIに選んでもらうにはどうするか?」
というマーケティングが必要になるかもしれません。
商品の価格や性能だけではなく、
「AIから見て、この商品は信頼できるのか?」
ということまで重要になる。
そう考えると、
お客さんが人間ではなくAIになる
という未来も、あながちSFではない気がします。
そして、そのAIが家の中にいる
ここが、フィジカルAIの面白いところです。
スマホの中にいたAIが、今度は家の中にやってくる。
掃除をして、
洗濯をして、
物を片付けて、
冷蔵庫を確認して、
そして買い物までしてくれる。
もしかすると将来、
「家事ロボットを買う」のではなく、「AIに家を任せる」
という感覚になるのかもしれません。
そして、そのロボットが無料だったら――。
家庭の中の会話や生活情報をAIが学び、人間の代わりに買い物までしてくれる未来です。
企業は無料でロボットを貸し出しても十分利益が取れるほどの情報が手に入るわけです。
家の中のことを全部知っているわけですから。
この未来は楽しみですが、少し怖いですね。。。
私はパソコン屋なので、こういう話を見ていると、
「コンピューターって、最終的にどこまで人間の生活に入ってくるんだろう?」
と思います。
自動運転車が走る。
AIが買い物をする。
家事ロボットが家にいる。
そして企業は、人間だけではなくAIに選ばれるために商品を作り、売る。
もしかすると、これがフィジカルAIの本当のすごさなのかもしれません。
AIが画面の中から、私たちの生活の中に出てくる。
そんな時代が、もう始まりつつあるんだと思います。



