【USB-Cって全部同じ?】充電できるのに映像が出ない?意外と知らないUSB-Cの話

最近のノートパソコンやスマホを見ると、USB-Cの端子が増えました。

上下を気にせず挿せるし、充電もできる。

「USB-Cなら、どれでも同じでしょ?」

と思ってしまいますよね。

ところが、実はこれが結構違うんです。

同じUSB-Cの形をしていても、できることが違います。

今日はパソコン屋の河野が、USB-Cの「へ~」と思うところを紹介します。

USB-Cは「端子の形」の名前

まず、ここが一番大事です。

USB-Cというのは、基本的にはコネクターの形の名前です。

USB-Cだからといって、必ず高速というわけではありません。

USB 2.0の機器でもUSB-C端子を使えますし、USB4のような高速規格でもUSB-Cが使われます。USB-IFも、USB Type-Cはコネクター規格であり、ケーブルによって対応する機能や性能が異なると説明しています。

つまり、

「USB-C=高速」ではない

ということです。

これ、意外と知らない人が多いんですよね。

USB-Cなのに、映像が出ないことがある

「ノートパソコンとモニターをUSB-Cケーブル1本でつなぎたい」

こんな使い方も増えています。

確かにUSB-Cから映像を出せるパソコンはあります。

ただし、USB-C端子が付いているだけでは、映像が出るとは限りません。

USB-CにはDisplayPort Alt Modeという仕組みがあり、対応したパソコンや機器ならUSB-C経由で映像を出力できます。

なので、

「USB-Cがあるから、このモニターにつながるはず」

と思ってケーブルを買ったら、

「あれ?映像が出ない……」

ということがあります。

これは故障ではなく、そもそもパソコン側のUSB-Cが映像出力に対応していない、ということもあります。

USB-Cなら、充電も全部同じ?

これも違います。

USB-Cは充電にも使えますが、どれだけの電力を扱えるかは機器やケーブルによって違います。

USB Power Delivery、いわゆるUSB PDという仕組みを使うことで、大きな電力を供給できます。

現在のUSB-IFの認証ケーブルには60Wや240Wなど、対応する電力を示す表示があります。

例えばスマホの充電なら、それほど大きな電力を必要としません。

でもノートパソコンになると話が変わります。

「USB-Cだから充電できる」

ではなく、

「このパソコンが必要とする電力を、この充電器とケーブルで供給できるか」

を見る必要があります。

実はUSB-Cケーブルも「中身」が違う

ここが一番ややこしいところです。

見た目がまったく同じUSB-Cケーブルでも、

データ転送速度が違う

対応する電力が違う

映像出力に対応するものがある

など、性能が違います。

USB-IFも「すべてのケーブルが同じ能力を持っているわけではない」と明記しています。

最近では、USB-IFの認証ケーブルに「USB 20Gbps」「USB 40Gbps」「USB 80Gbps」など、データ転送速度を示す表示も使われています。

ですから、

「USB-Cのケーブルだから、これが一番速いはず」

という考え方は危険です。

USB4になると、かなり速い

USBの規格はどんどん高速化しています。

USB4では40Gbpsが使われ、USB4 Version 2.0では80Gbpsの通信にも対応しています。さらにUSB4は、データだけでなく映像など複数の信号を同じ接続で扱える仕組みを持っています。

40Gbpsとか80Gbpsと言われても、

「そんなに速くて何に使うの?」

と思いますよね。

普通のネットやWord、Excelを使うだけなら、そこまで必要ありません。

でも、大容量の動画データを扱ったり、高速な外付けSSDを使ったり、複数の機器を接続したりすると、その違いが生きてきます。

「とりあえずUSB-C」ではなく、何をしたいか

USB-Cについて相談を受けたとき、私はまず、

「何をしたいんですか?」

と聞きます。

スマホを充電したいのか。

ノートパソコンを充電したいのか。

外付けSSDをつなぎたいのか。

モニターに映像を出したいのか。

これによって必要な性能が変わるからです。

例えば、

「スマホの充電だけ」

なら、ものすごく高速なケーブルは必要ありません。

逆に、

「ノートパソコンを充電しながら4Kモニターにつないで、外付けSSDも使いたい」

となると、パソコン、モニター、充電器、ケーブル、それぞれの対応状況を確認する必要があります。

USB-Cって、実はかなり奥が深いんです。

USB-Cは「何でもできる魔法の端子」ではない

最近のパソコンは、USB-C端子が1つあるだけで、

充電

データ転送

映像出力

など、いろいろなことができるようになっています。

だからこそ便利なのですが、

「USB-Cだから何でもできる」わけではない。

ここを覚えておくだけでも、パソコン選びやケーブル選びで失敗しにくくなります。

私もお客様から、

「USB-Cのケーブル買ったんだけど、これ使える?」

と聞かれることがあります。

そんなときは、ケーブルだけを見るのではなく、パソコンと接続する機器まで含めて確認するようにしています。

パソコンって、こういう細かいところを知っていくと結構面白いんですよね。

パソコンの「これ何?」もX-STYLEへ

USB-Cに限らず、

「この端子は何?」

「このケーブルでつながる?」

「このパソコンにモニターを追加できる?」

そんなちょっとした疑問でも大丈夫です。

X-STYLEは、パソコンを販売するだけではなく、買ったあとも相談できる店を目指しています。

「買う前より、買ったあと。」

パソコンのことで分からないことがあれば、気軽にご相談ください。

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