【もう始まっている】自動運転タクシー、世界ではここまで来ている。日本もいよいよ?

最近、AIのニュースを見ていると、どうしてもパソコンやスマホの話が多くなります。

でも、AIの進歩が大きく変えようとしているのは、パソコンだけではありません。

自動車もかなり変わってきています。

先日、ニュースを見ていて、

「えっ、もうここまで来てるの?」

と思ったのが、自動運転タクシーです。

実は海外では、すでに運転席に人がいないタクシーに、普通のお客さんが乗るサービスが始まっています。

しかも、アメリカだけではありません。

中国でもかなり進んでいます。

そして日本でも、いよいよ動きが大きくなってきました。

今日は、最近のニュースを調べながら、今の自動運転タクシーがどこまで来ているのか、ちょっと見てみたいと思います。


アメリカでは「もう普通に乗れる」

まず驚くのがアメリカです。

自動運転企業のWaymoは、現在、ロサンゼルスなどで完全自動運転による配車サービスを一般向けに提供しています。

例えばロサンゼルスでは、アプリで呼んで、車に乗って、目的地まで移動する。

その車を人間が運転しているわけではありません。

Waymoの公式サイトを見ると、ロサンゼルスではサンタモニカからエコーパーク、イングルウッドなどを含む地域でサービスを提供していると説明されています。Waymo

Waymoによれば、同社の自動運転システム「Waymo Driver」は、2026年6月末までに完全自動運転で2億7,000万マイル以上を走行したとのことです。Waymo

2億7,000万マイルと言われても、正直ピンときません(笑)。

でも、少なくとも「実験車がちょっと走りました」というレベルではないことは分かります。

そして現在のWaymoのサービス地域には、ロサンゼルスだけでなくシアトルも入っています。

Waymoの現在のサービス地域


中国もかなり進んでいる

そして、もう一つ驚くのが中国です。

中国の百度(Baidu)が展開している自動運転タクシーサービスが、

Apollo Go

です。

百度の公式発表によると、2026年4月時点でApollo Goが一般向けに提供した累計乗車回数は2,200万回を超えています。

さらに百度は、2025年2月以降、中国本土でApollo Goを運営している都市では、完全無人運転を実現していると説明しています。

その対象には、

北京、上海、深圳、武漢、成都、重慶、海口、三亜

などが含まれています。Baidu Inc

つまり、

「中国で自動運転の実験をしています」

ではなく、

「中国の都市で、実際に無人タクシーのサービスが動いている」

ということです。


上海ではタクシー会社も一緒に動いている

さらに面白いのが上海です。

上海市政府の発表によると、2025年には自動運転車の実証・運行エリアが大きく広がり、Apollo Goだけでなく、現地のタクシー会社なども自動運転サービスに参加しています。上海市国際サービス

2025年8月には、上海の大衆交通グループとApollo Goが共同で、金橋地区でドライバーレス車両の試験運行を開始したことも発表されています。

このサービスでは、車内に安全オペレーターを乗せない車両が使われました。上海市国際サービス

ここが個人的に面白いところです。

自動車メーカーだけが自動運転をやっているのではなく、タクシー会社そのものが新しい交通サービスに入ってきている。

これは日本でも、これから大きな変化になるかもしれません。


そして、日本でも一気に動き始めました

日本でも最近、大きな発表がありました。

2026年9月15日、

GO、Waymo、日本交通

の3社が、東京で自動運転タクシーを商用化するための戦略的パートナーシップを発表しました。

目標は、

2027年中に東京で、国内初となるレベル4の完全無人タクシーを商用運行すること。

そして、段階的に約100台規模まで拡大する計画です。日本交通株式会社 タクシーサービスサイト

もちろん、これは「2027年になったら必ず100台走ります」という話ではありません。

必要な許認可や安全性の確認などが前提です。

それでも、

日本のタクシー業界が、無人タクシーを現実の事業として考える段階に入った

というのは大きいと思います。

国土交通省も、この取り組みについて2027年中の国内初となるレベル4完全無人商用タクシーを目指していると紹介しています。国土交通省


実は「別のタクシー会社」も動いています

さらに8月には、日の丸交通がUberとロボタクシーの運行パートナーシップ契約を結んだと発表しています。

こちらはWayveのAI Driverを搭載した日産リーフを使い、2026年後半に東京で試験運行を予定している取り組みです。

日の丸交通は、車両の運行管理だけでなく、基地でのメンテナンス、点検、清掃、充電などを担当します。日の丸交通

つまり日本でも、

「自動運転の会社が車を作って、タクシー会社は関係ない」

という形ではなくなってきています。

タクシー会社自身が、

「自動運転車をどう運行するのか」

というところに入ってきているわけです。


そして、テスラも日本にやってきた

さらに最近、日本で実物が公開されたのが、

Tesla Cybercab(サイバーキャブ)

です。

2026年9月、Teslaは「Cybercab Japan Tour」を開催しました。

東京、大阪、名古屋などで日本初公開。

この車、普通の自動車とはちょっと違います。

Teslaによると、Cybercabは最初から無人タクシー用として設計された2人乗りの車両で、

ハンドルもペダルもありません。

つまり、

「人間が運転する車に自動運転機能を付けた」

というより、

「そもそも人間が運転しないことを前提にした車」

なんです。 Tesla

実物が日本にやってきたことで、いよいよ「未来の話」だったものが、目の前に現れた感じがします。


では、日本は遅れているのか?

ここは、単純には言えないと思います。

海外では実際に一般向けサービスが始まっています。

一方、日本では安全基準や法律、道路事情など、いろいろな条件があります。

東京の道路は、アメリカの広い道路とは違います。

狭い道もあります。

自転車も歩行者も多い。

タクシーの乗り降りも、必ずしも決められた場所だけではありません。

だから、日本で同じ仕組みをそのまま持ってくればいい、という話ではありません。

実際、Waymoも東京で1年以上にわたって日本交通の乗務員とともに走行し、東京の道路環境に適応する取り組みを続けています。Waymo


「運転手がいなくなる」という話だけではない

自動運転の話になると、

「タクシー運転手の仕事がなくなるのでは?」

という話がすぐ出てきます。

もちろん、これは考えなければならない問題だと思います。

でも、タクシー業界が自動運転に期待している理由は、それだけではありません。

例えば日の丸交通は、自動運転によって供給不足を補う一方で、観光案内や高齢者・病気の方へのケアなど、人間のドライバーだからこそできる仕事との共存を掲げています。日の丸交通

これは結構大事な考え方だと思います。

自動運転が全部の仕事を奪うというより、

「機械に任せられる仕事は機械に任せ、人間にしかできない仕事は人間がやる」

という形になる可能性もあります。


パソコン屋の私が、自動運転に興味を持つ理由

私は車の専門家ではありません。

自動運転についても、専門家として解説できるわけではありません。

でも、パソコン屋として見ていると、

「これって結局、ものすごく進化したコンピューターなんだよな」

と思うんです。

カメラ。

センサー。

AI。

コンピューター。

通信。

地図。

そして、それらをリアルタイムで処理して、

「今ここで止まる」

「ここでは曲がる」

「人がいるから減速する」

と判断する。

パソコンやスマートフォンの中で起きていた技術が、今度は現実の道路に出てきている。

そう考えると、ちょっとワクワクします。


10年後のタクシーは、どうなっているんでしょうね

今は、

「自動運転タクシーなんて本当に普及するの?」

と思っている人も多いと思います。

私も、いつ完全に普及するのかまでは分かりません。

でも、今回調べてみて驚いたのは、

もう実験の話だけではなかった

ということです。

ロサンゼルスやシアトルなどでは実際にサービスが動いている。

中国では上海や深圳などで完全無人運転の展開が進んでいる。

そして日本でも、2027年の東京での完全無人タクシー商用化を目指す発表が出ている。

さらにTeslaのCybercabまで日本で公開された。

こうなると、

「自動運転はいつか来る未来」ではなく、「もう始まっている変化」

と考えたほうがいいのかもしれません。

パソコンもスマホも、気がついたら生活の中に入っていました。

自動運転も、もしかすると同じように、

「あれ?いつの間にか普通になってるね」

という日が来るのかもしれません。

私はこういう「これから世の中がどう変わっていくのか」という話が結構好きです。

パソコン屋のブログですが、これからはパソコンだけではなく、AIや自動運転、ロボットなど、ITによって世の中の仕事や生活がどう変わっていくのかも、時々取り上げていきたいと思います。

まあ、そんなところです。

https://x-style.ne.jp/