【いまさら聞けない】Officeって何種類あるの?365・買い切り・無料版・WPSの違いをパソコン屋が解説

「Officeって、結局どれを買えばいいんですか?」

パソコンを買いに来たお客様から、これを聞かれることがあります。

たしかに、分かりにくいんですよね。

昔は、

「パソコンを買ったらOfficeが入っている」

というイメージが強かった。

ところが今は、

  • Microsoft 365
  • Office 2024
  • 無料のWeb版Office
  • WPS Office
  • Googleドキュメント
  • LibreOffice

など、いろいろあります。

しかも「買い切り版」と「サブスク」がある。

「え?結局、何を買えばいいの?」

となりますよね。

今日はパソコン屋の私が、できるだけ簡単に整理してみます。


そもそもOfficeって何?

まず、Officeというのは、仕事や学校などで使うソフトのセットです。

代表的なのが、

Word → 文章を作る

Excel → 表計算をする

PowerPoint → プレゼン資料を作る

この3つ。

「パソコンで仕事をするならWordとExcelは必要」

というイメージを持っている方も多いと思います。

私のお店でも、

「Excelが使えればいい」

「WordとExcelとPowerPointを使いたい」

という相談は非常に多いです。


① Microsoft 365は「毎年払う」タイプ

まず最近よく聞くのが、

Microsoft 365

です。

これは簡単に言うと、サブスク型のOffice。

Microsoft 365 Personalは、現在1年間で21,300円です。月払いなら2,130円。Word、Excel、PowerPoint、Outlookなどのデスクトップアプリに加えて、1TBのOneDriveストレージなども含まれます。

そして大きな特徴が、

常に新しい機能を使える

ということ。

セキュリティ更新や新機能も継続して提供されます。

さらに、Windowsだけではありません。

Windows PC、Mac、iPhone、iPad、Androidなど、複数の端末で使えるのも便利なところです。

「パソコンだけじゃなく、スマホやタブレットでもOfficeを使いたい」

という人には、こういう使い方が合っています。


② Office 2024は「買い切り」

一方で、

Office Home 2024

というものがあります。

こちらはサブスクではありません。

最初に購入して、そのバージョンを使い続ける買い切り型です。

現在のMicrosoft公式価格は41,380円(税込)。

Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが入っていて、Windows PCまたはMacで2台まで使用できます。

ただし、Microsoft 365とは違って、

「次のOfficeが出たから自動的に最新版になる」わけではありません。

次のメジャーバージョンに買い替える場合は、別途購入が必要です。

ここが大きな違いです。


じゃあ、365と買い切り、どっちが安い?

ここは皆さん気になるところですよね。

Microsoft 365 Personalを年間21,300円で5年間使うと、

21,300円 × 5年 = 106,500円

になります。

一方、Office Home 2024は41,380円。

もちろん、Microsoft 365には1TBのOneDriveや複数端末での利用、新機能などが含まれるので、単純に価格だけを比較するものではありません。

でも、

「WordとExcelが普通に使えればいい。何年も同じパソコンで使いたい」

という人なら、買い切り型という選択肢が出てきます。

私が中古パソコンを販売していて、

「家でWordとExcelを使うくらいです」

というお客様から相談されたら、こういう違いを説明しています。


③ 実は無料でWordやExcelを使う方法もある

「えっ、Officeって無料でも使えるの?」

と思った方。

あります。

Microsoftは、Microsoftアカウントでサインインすることで、Word、Excel、PowerPointの無料Web版を提供しています。

ただし、これは基本的にブラウザ上で使うものです。

つまり、

パソコンにWordをインストールして使う

という従来のOfficeとは違います。

「ちょっと文章を作りたい」

「簡単な表計算をしたい」

くらいなら、これで足りる人もいます。

逆に、

「仕事で毎日Excelを使う」

「複雑なExcelファイルを扱う」

「PowerPointをしっかり使う」

となると、必要な機能を確認したほうがいいでしょう。


④ 「WPS Office」っていうのもあります

そして、パソコン屋をやっているとよく聞かれるのが、

「WPS Officeって何ですか?」

です。

WPS OfficeはMicrosoft Officeと互換性を持った、いわゆるOffice互換ソフトです。

Wordに相当する「Writer」。

Excelに相当する「Spreadsheets」。

PowerPointに相当する「Presentation」。

などがあります。

現在、日本向けのWPS Office 2 Personal 2026は4,190円(税込)の買い切りで、Writer、Spreadsheets、PDF閲覧・結合・分割などが利用できます。

Standard 2026なら5,690円で、Presentationも含まれます。

Microsoft Officeよりかなり安いですよね。


でも「互換ソフト」には少し注意

WPS Officeは、Microsoft Officeのファイルを開いたり編集したりできます。

普段使いなら十分便利です。

ただ、

「Microsoft Officeとまったく同じ」

という意味ではありません。

特に仕事で複雑なExcelファイルを扱う場合や、マクロなどを使う場合は注意が必要です。

WPS Office 2の一部製品ではVBAに対応していないこともメーカーが案内しています。

なので、

「家計簿を作る」

「簡単な文章を作る」

「簡単な表を作る」

という使い方と、

「会社で複雑なExcelを使う」

では、選び方が変わってきます。


⑤ Googleドキュメントという選択肢もある

もう一つ、忘れてはいけないのがGoogleです。

GoogleドキュメントはWordのような文章作成。

GoogleスプレッドシートはExcelのような表計算。

GoogleスライドはPowerPointのようなプレゼン資料作成。

というイメージです。

こちらも基本的にはブラウザを中心に使います。

特に、

「みんなで同じ資料を編集する」

という使い方は非常に便利です。

学校でChromebookが使われている話を前回しましたが、ここにもつながってきます。

ChromebookとGoogleのサービスは相性がいいんですね。


結局、どれを選べばいいの?

ここまで来ると、逆に分からなくなりますよね(笑)。

なので、ものすごく簡単にすると、

Microsoft 365

常に新しいOfficeを使いたい人

複数の端末で使いたい人や、OneDriveなどのクラウドサービスも使いたい人向け。

Office 2024

Word・Excel・PowerPointを長く使いたい人

毎月・毎年の支払いをしたくない人向け。

無料Web版Office

たまにWordやExcelを使う人

ブラウザで使えれば十分という人向け。

WPS Office

できるだけ安くOffice互換ソフトを使いたい人

基本的な文書作成や表計算などが中心の人向け。

Googleドキュメント・スプレッドシート

インターネット中心で、複数人で資料を共有したい人

こういう使い方に向いています。


私のお店では「買い切り版」を入れています

ここはX-STYLEの話です。

当店で販売している中古パソコンには、基本的に買い切り型のOfficeを入れています。

理由はシンプルです。

中古パソコンを買っていただいたお客様に、

「パソコンを買ったのに、毎年Office代もかかるの?」

となってほしくないからです。

もちろんMicrosoft 365にはMicrosoft 365の良さがあります。

でも、

「WordとExcelを普通に使えればいい」

というお客様なら、長く使うことを考えて買い切り型という選択肢も分かりやすいと思っています。

中古パソコンの場合、パソコン本体だけでなく、

「そのあと、何にお金がかかるのか」

まで考えて選んだほうがいいんですよね。


Office選びも「何に使うか」が一番大事

今回いろいろ紹介しましたが、結局パソコンと同じなんです。

「一番高いものを買えばいい」

というわけではありません。

毎日仕事でExcelを使う人。

年に数回だけ年賀状や書類を作る人。

スマホとパソコンを行き来したい人。

家族で使いたい人。

それぞれ必要なものが違います。

だから私は、お客様から

「どのOfficeを買えばいいですか?」

と聞かれたら、

「まず、何に使います?」

と聞きます。

パソコンもOfficeも、結局ここなんですよね。

「買う前より、買ったあと。」

X-STYLEでは、パソコン本体だけでなく、Officeや設定についても「これってどうすればいいの?」というところから相談していただけます。

分からないまま高いものを買うより、まず聞いてください。

それが町のパソコン屋の仕事だと思っています。

https://x-style.ne.jp/